幸せな記憶

10月。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
完全吹替版 制作発表会見のニュースがワイドショーで流れていた。

「僕の魔法のチョコレート、食べてみる?」

この一言を聞いて、映画館へ行くことを決めた。

若き日のウォンカどころか、
ウィリー・ウォンカという人物を私は知らなかった。
ウィリー・ウォンカとは
チャーリーとチョコレート工場』に登場する
チョコレート工場の工場長なのだそうだ。

それさえも知らない。
だけどあの一言で、あの一瞬で私は彼を、
「ウォンカだ…!」と思った。

素敵な音楽に出会えた瞬間みたいだった。
声に導かれて、心が動く。

つぎはぎだらけのウォンカのブーツの足音が、
やけに胸に響いた。
ひとすじの光で救ってほしいと願ったし、
あのたくさんのカラフルな風船で
私も一緒に夜空を飛びたいと思った。

何か1つだけ、たった1つだけでいいから
夢があったら。
夢を見ることができたら。
ウォンカみたいに強くて真っ直ぐ、
優しくなれるだろうか。
誰かを助けたり、
たくさんの人を笑顔にしてあげたり。
私にも、できるだろうか。

美しい音楽と美しい景色が広がっている。
みんなで一緒に。
みんなで1つのものを一緒に。
それが、どんなに幸せなことか。

夢を叶え、これから時が経っても
ずっと笑っていてね。と願わずにはいられなかった。

これからもウォンカのチョコレートで
世界中の人たちが幸せになりますように。

スポーツが教えてくれること。 スポーツが証明してくれること。


夢とか希望とか
強い気持ち、諦めない心
立ち向かう勇気

全身全霊で戦うこと
みんなで戦うこと
今よりもさらに、さらに上を目指すこと

悔しくて泣くこと
嬉しくて叫ぶこと
劇的でドラマチックなんてことが
この世に存在すること

想像を絶する努力と
自分を、仲間を信じたその先に待っているもの


『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC


きっとあの戦いの日々は、
笑顔でいられることばかりではなかったはず。
だけど、それでも、
楽しそうに野球をする侍ジャパンの姿に
私たちは夢中になった。


楽しかったな、本当に。

11 / 27 ドラマを観たことがないまま映画館に行った結果:予想も想像も超えてもう1回観たい…!

心に突き刺さるのは
どれもこれも
他人事じゃない気がするから。

いつの時代だって、ちょっとの違和感。
ぴったり当てはまることなんてないけれど、
でも、希望がほしい。

だから日常を、現実を
コミカルに、だけど冷静に
叫んでくれたみたいで沁みた。

どんなこともみんな、きっとうまくいくし
きっと大丈夫って思える、そんな
ささやかなキラキラが響いた。

何気ない毎日の素敵さと、
自分の周りにいる人たちへの感謝を胸に迎えた
あのエンディングに
勝手に期待し、心が躍ったのは
私だけではないはず…!

真冬の弘前にUVERworldが…!あの日の約束

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今から10年くらい前。
妹がおすすめしてくれた『UVERworld

昔から音楽には詳しくはなくて、
私にとって音楽は、常に隣にいるという存在ではなかったし、それは今でもそうだと思う。

だけど、初めて聞いた♪IMPACT
出会えた、と思えたあの瞬間は忘れない。

あれからずっと、好きな音楽は『UVERworld

ただ、私には自信がない。
たとえば、メンバー1人1人のことや
彼らの今までの歴史…
ファンならば絶対に知っているようなことでも
きっと答えることができない。
100%全力で応援してきたという自信がない。
私なんかよりもっと熱く、好きだと
彼らを追いかけるファンがたくさんいる。

だから、
好きって言っていいのかな、と迷うときがある。

だけど、好きだ。
それでも、これが
私にとってのUVERworldへの好き、だ。

UVERworldに出会い、
私はもう大丈夫だと思った。

誰も言ってくれない。
だけど、自分でもうまく言えないこと。
誰かに知ってほしかった気持ち。
分かってほしかった思い。

くだらないことは蹴飛ばして、
希望の、強くて優しい言葉。

あの日の私の気持ちを。
いつかの私の思いを。

 

私のことはいつも、UVERworldが歌ってくれる。